介護未経験者必見|経験談あり!介護士・介護職としてしんどかったこと5選

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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

最近、、、

介護士として働こうかな?
なんとなく興味はあるけど、実際のところ介護士ってどうなんだろう?

と考えられる人が非常に多くなってきました。

そのような人から実際に働いている人の声を聞きたいという要望が多かったので、今回は未経験介護士としてしんどかったこと5選を紹介します。

私が転職エージェントとして転職をサポートさせて頂いた、未経験介護士のAさんにお話を伺うことができたので、その内容をまとめました。

Aさんのご経歴を簡単に紹介しておきます。

・ご年齢:32歳(女性)
・お住まい:大阪府
・ご経歴:不動産会社での営業3年→イベント会社での営業等7年→2021年2月より特別養護老人ホームで介護士として勤務
・現状:入社4ヶ月頃から夜勤を経験、先輩にサポートをしてもらいながら独り立ちを目指して頑張っている途中

Aさんのように、介護未経験の人が少しでも楽な状態で介護士としてのお仕事をスタートすることができる方法も合わせて紹介していきます。

ぜひ最後までお付き合いください。

まずは介護業界自体が、今どのような情勢なのかを確認しておきましょう。

介護業界の情勢

介護業界の情勢

昨今の新型コロナウイルスのまん延により、安定している業界と不安定な業界が明確にわかれました。

安定している業界といえば、通販・運送・ITなどが挙げられますが、介護業界も負けず劣らず安定しています。

とりわけ、入所系と言われる特別養護老人ホームなどの、高齢者のお住まいとなっている施設は安定感があります。

新型コロナウイルスがまん延して以来、働く上での安定感を求めて、未経験で介護士として働き始めようとする人が増えています。

働くにあたっては安定している介護業界ですが、長年人手不足の問題に悩まされています。

介護業界には2025年問題や2040年問題と呼ばれる問題があり、直近のような一時的な他業界からの流入だけでは人手不足は解消されそうにない状態なのです。

詳しくみていきましょう。

コロナ禍でも安定している

新型コロナウイルスのまん延によって多くの企業が倒産し、多くの失業者が出たとメディアに取り上げられているのを見たことがあるのではないでしょうか。

東京商工リサーチが発表している内容では、

新型コロナ関連倒産は、2021年1月以降、月100件超えが続いている。全体の倒産が減少している反面、新型コロナの影響は強まっており、倒産全体に占める割合は25.0%にのぼる。
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20210712_01.html

となっており、今後も新型コロナウイルスによる倒産は増加することが懸念されるという発表をしています。

コロナ 失業者数

こちらは、失業者数を前年同月対比で見たグラフですが、2020年の新型コロナウイルスまん延以降、失業者が急増しているということがよくわかります。

このような状況下でも、入所系と言われる特別養護老人ホームなどの高齢者のお住まいとなっている施設は安定感があるので、介護業界が介護未経験の人にも人気になってきているのです。

未経験の人が入社している

新型コロナウイルスのまん延により、安定感を求めて働きたいということから、介護業界に興味を持つ人が増えています。

大手人材紹介・人材派遣会社が発表した調査で、以下のような結果が出ています。

コロナ下での雇用不安から介護業界への転職を希望する人が増え、当社調査によると、介護職への転職を考えているもしくは半年以内に介護職へ転職した人のうち、7割が異業種からの転職で、サービス業・主婦等の介護業界への流入が目立ちました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000008376.html

なんと7割もの人が介護未経験で、介護業界に転職しようと思ったり実際に転職したりしたのです。

介護業界は慢性的に人手不足なので、未経験でも受け入れてもらいやすい傾向にあるということです。

2025年問題・2040年問題

2025年問題や2040年問題と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

人口減少と超高齢化において、各業界で人手不足が顕著になるという問題の総称です。

介護業界での2025年問題・2040年問題は、具体的にはこのような内容です。

【2025年問題】
介護士需要が258万人に対して、介護士が43万人不足する
【2040年問題】
介護士需要が307万人に対して、介護士が79万人不足する

このような状態になることが統計的に確実だと考えられている中で、外国人の雇用やロボットの導入などで、なんとか人手不足を解消しようとしています。

しかし、まだまだ外国人雇用やロボットの導入は浸透しておらず、現場ではもう既に危機的状況だと感じている施設が多くあるのです。

しんどかったこと5選

介護でしんどかったこと

将来的に人手不足になってしまうなどの不安なこともあるなかで、比較的安定して働きやすい介護業界で働きたいという人は多くいます。

そのような人が未経験で働き始めてみて、「しんどすぎでびっくり、、、」とならないよう、しんどかったこと5選を紹介します。

事前の知識として、知っておいてくださいね!

1.シフトに慣れることが大変

1つ目は、シフトに慣れるということです。

入所系施設の介護士は、24時間体制で勤務することになります。

日勤と呼ばれるシフトでは、7時間~8時間のよくある労働時間です。

しかし、勤務開始時間が異なり、多いところでは6パターンくらいあります。

また、夜勤と呼ばれるシフトでは15時間~16時間働くことになります(夜勤も日勤同様7時間~8時間のケースもあります)。

ほとんどの夜勤は1パターンですが、夕方から働き始めて次の日の朝まで働くというものです。

毎日9時~18時までと決まっているということではなく、日によって変わるため体内時計の調整が難しいことがイメージできると思います。

今まで、固定の時間で働いていた人にとっては、シフト制という働き方に慣れるまで少し時間がかかりそうですよね。

2.イレギュラーなことが多く大変

2つ目は、イレギュラーなことが多く起きるということです。

介護士の仕事は、高齢者相手の仕事です。

高齢者ごとで必要な介護に違いがあったり、性格も違うことからコミュニケーションのとり方も異なってきます。

また、障がいや病気を持っている高齢者がいることもあり、様々なイレギュラーな事象が発生します。

はじめのうちは、誰が誰でどのような状況かを把握するだけでも大変だと思います。

そのような状況で、誰かに急変が起きただとか、他の職員の欠勤でシフトが変更になっただとか、とにかくイレギュラーが多いのです。

決まったことをしっかりとやり遂げるというような仕事をしていた人からすると、目まぐるしく状況が変化する仕事なので、しんどい思いをすることが多くなります。

3.研修のスピードが早くて大変

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3つ目は、研修のスピードが早いということです。

介護業界は人手不足の施設が多く、研修をする人員も少ないということがあります。

新人が入ってきても、「ゆっくりと研修している余裕はなく、いち早く戦力になってもらわなければ現場が回らない」ということもあり、 研修に長く時間をかけることができない状態であるのです。

また、研修担当が日によって変わるというような施設もあるので、教えられ方が違うというケースもあります。

介護経験がある人であればうまくついていくことができると思いますが、介護経験がない人にとってはそのスピードについていくこと自体が大変です。

4.認知症の対応が難しい

4つ目は、認知症の高齢者の対応が難しいということです。

未経験で介護士として働き始めた人の多くが、認知症の高齢者の対応で悩むそうです。

認知症と一言で言っても様々な症状や状態があり、その人によって対処方法が変わります。

認知症の高齢者がすることは、すべて悪気があってしていることではないものの、介護士としてはストレスになってしまうことが多いようです。

そういったときでも穏やかに対応をすることが重要なので、精神的ストレスにもなりますよね。。。

また、認知症の方は身体が比較的に健康な状態にあることが多いので、身体的なサポートも難しいとされています。

認知症高齢者の対応は、精神的にも身体的にも慣れるまで大変なことの1つです。

5.人間関係の構築が難しい

5つ目は、人間関係の構築が難しいということです。

介護施設では様々な年代の人や、様々な経験の人がいます。

新規オープンの施設であれば全員が同じスタートなので、人間関係を作ることは比較的楽なのですが、中途社員として入社した場合は、既存社員との人間関係を作ることが難しくなります。

まれに派閥やグループがあったりもするので、そこにうまく入っていくことができるのか、入らなくともうまく仕事を進めれる関係になれるのかが重要なポイントです。

友好な人間関係を作ることができれば、かなり働きやすくなります!

良い人間関係を作る方法については、こちらの記事で詳しく取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

https://blog.carehunting.com/kaigo-relationships/

少しでも楽にスタートする方法

介護スタート

せっかく興味を持って働き始めた介護業界で、いきなりしんどいことばかりだと気が滅入ってしまいますよね。

そうならないように、出来る限り余裕をもった状態で介護士としての仕事をスタートしたいものです。

ここからは、少しでも楽な状態で介護の仕事をスタートする方法を紹介します。

1.まずは介護職員初任者研修を受講しよう

まずは介護職員初任者研修を受講しましょう。

介護職員初任者研修とは、介護士として最低限必要な知識やスキルを身につけることができる研修です。

介護士としての登竜門的な位置づけであり、多くの人が受講しています。

介護職員初任者研修を受講することで、資格手当がつく施設も多くあるため収入の面でも受講することをお勧めします。

費用は、安いところで20,000円程度~、相場では40,000円~90,000円程となっています。

施設によっては資格取得支援制度をもうけていて、介護職員初任者研修の受講費用を負担してくれるようなところもあるので、相談してみましょう!

まれに、紹介会社や派遣会社にも資格取得支援制度をもうけている会社があるので、一番お得になる方法を受講することをオススメします。

2.とにかく先輩に聞きまくろう

介護業界では人手不足が理由で、研修のスピードが早いことがよくあります。

しかし、先輩社員や研修担当も「早く研修を終わらせたい!」と思っているのではなく、自分の業務もあるので、早くなってしまうという状況なのです。

先輩社員や研修担当も、「1回教えたら全てマスター出来る」という風には思っていないので安心してください。

1回教えてもらったことを、「また聞くのは申し訳ないな、、、」と思わずに、分からないことはすぐに報・連・相するようにしましょう。

聞くことをためらうことで重大なミスに繋がってしまっては、取り返しがつかなくなってしまいます。

何度も聞くことができるのは、新人の特権ですよ!

3.人員に余裕がある施設を選んで就職しよう

慢性的に人手不足な介護業界でも、人員に余裕がある施設もあります。

できるだけゆったりと慣れていきたいと思っている人は、人員に余裕がある施設での就職をオススメします。

人員に余裕がある施設の見つけ方は以下の三つです。

1. たまにしか出てこない求人にエントリーする
2. 紹介会社に内情を確認する
3. 口コミサイトで他の人の口コミから情報を得る

人員に余裕がある施設では、研修が比較的ゆっくり行われていたり、シフトの融通も利きやすいというメリットがありますよ!

まとめ

今回は、未経験で介護士として転職したAさんに伺ったお話をもとに、未経験介護士としてしんどかったこと5選を紹介しました。

安定している介護業界で働いてみたいと思っている人に向けて、介護業界の情勢や、実際にAさんが体験してしんどかったことが参考になればと思います。

できる限り楽に介護士としての仕事をスタートさせる方法も紹介しておりますので、はじめて介護士として働く際に参考にしてみてください!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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