介護福祉士の国家試験を考えている方、介護の専門用語が難しく一度に知りたい方
そして、これから介護職を始める方のために、介護福祉士国家試験対策の単語集をご紹介します。
かなり量が多いので、気になる単語を調べたり、パラパラと軽く見るだけでも大丈夫です!
もし、読むことに疲れたら、ブックマーク等で置いといて暇な時にご覧下さい。。。
(❤︎・・・資格名・職種名、★・・・業務で必要になる基本単語)
1.介護福祉士国家試験とは
ご存知かと思いますが、介護福祉士とは介護専門職の国家資格です。
そして、資格取得のためには、介護福祉士養成施設を卒業するか介護福祉士国家試験等の合格が必要となります。
(2015年度からは養成施設卒業者も国家試験合格が必要)
今回は、介護福祉士国家試験は単語の意味や定義を知っておくだけ、点数が取れるものも少なく
介護業務にも大きく役立つ単語ばかりなので、是非参考にしてみて下さい!
実際、働く中で見る単語や知ってる単語もあるかと思います。
今回は、かなりの単語を網羅した内容になっているので、空いた時間に少しづつご覧下さい。。。
★のみを重点的に知りたい方はこちらを参考にして下さい。
2.介護福祉士国家試験対策の単語一覧
❤︎・・・資格名・職種名
★・・・業務で必要になる基本単語
あ
介護・試験対策単語1:IADL
利用者の運動能力で買い物や洗濯、電話、薬の管理等、日常生活に使用する能力をさします。ADLは食事、入浴等の日常生活に関わる動作であり、IADLは、買い物や金銭管理などのよりも高い能力が必要とする複雑な動作の事。
要介護認定調査の項目として、職業や性別を踏まえた上で身体活動能力や障害の程度の評価する基準です。また、Instrumental Activity of Daily Livingの略。
介護・試験対策単語2:ICU
集中治療室のこと。呼吸、循環、代謝その他の重篤な急性機能不全の患者を24時間体制で管理し、より効果的な治療を施すことを目的です。
介護・試験対策単語3:アイデンティティ(identity)
アイデンティティとは、心理学と社会学において、ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念、信念、品質および表現をいう。アメリカのE.H.エリクソンが提唱した概念です。
介護・試験対策単語4:アウトリーチ/館外出張事業(かんがいしゅっちょうじぎょう)
アウトリーチとは、手を差し伸べる事を意味し、福祉等の分野における 地域社会への奉仕活動、公共機関の現場出張サービス等の意味で多用されます。社会福祉の利用をする人々のすべてが、自ら進んで申請をするわけではなく、行政や福祉事業所などの社会福祉の実施機関がその職権により、支援を必要としている、もしくは外部との関わりを取らない潜在的な利用希望者にソーシャルワーカー等の医療・福祉関係者がサービスの利用を実現させる取り組みをいいます。
介護・試験対策単語5:アクティビティ(activity)
デイサービスや施設介護等のサービスの一環として行うレクリエーション(歌やゲーム、手芸、園芸等)により、心身の状態を安定させ、元気づける為の活動。デイサービス(通所介護サービス)等ではアクティビティ加算もあります。
介護・試験対策単語6:アセスメント/事前評価
介護支援専門員等が利用者や家族の相談に応じて、利用者の日常生活全体(身体機能、生活環境など)を把握し、その人の色々な問題点を理解解決すべき課題(状況の本質、原因、経過、予測)を把握すること。
具体的には、ケアプランの作成の際に、今後のケアに必要な見通しや方針をたてる。
①介護サービス利用者が何を求めているのか正しく知る。
②残っている能力や、すでに実施されているサービス、生活環境などの把握、確認
③生活全般の課題に対する必要な介護サービス整理
介護・試験対策単語7:アダムズ(Addams,J.)
アメリカのソーシャルワークの先駆者、近代社会福祉の母「 ハルハウス」の設立者。週に2,000人もの人を世話し、成人のための夜間学校、幼稚園、少年少女のためのクラブ活動、慈善食堂、画廊、喫茶部門、体育館、女の子たちの手芸、調理クラブ、プール、製本所、音楽教室、図書館、そしてさまざまな関係部門を備えた大規模な活動でアダムスの代表的な活動です。
介護・試験対策単語8:アテトーゼ
自分の意志に反して運動を行う不随意運動の一つ。ゆっくりとねじるような運動を行うのが特徴的。脳性麻痺などが原因となります。上肢や下肢を随意的に動かそうとする時、不本意に異常動作がおこり、さらに顔面筋や頸部の筋にまで不随意な運動が起こる為、顔が笑っているように見えることがある。なめらかに話せず、聞き取りにくくなる場合。脳性麻痺者に多く、脳出血や脳軟化の後遺症もみられるがあります。
介護・試験対策単語9:アドルノ
ドイツの哲学者・社会学者。 ドイツの権威主義に対して、安定した自我が欠落した人々の人間性を、ドイツ中産階級に典型的に見出し、このパーソナリティ構造を権威主義的パーソナリティと定義づけた人物です。
介護・試験対策単語10:アドボケイト
アドボケイトとは、障害者のための権利擁護活動をしている人々。
・セルフ・アドボケイト:自分の権利を守る活動
・シチズン・アドボケイト:親・友人・隣人など民間の立場での権利擁護活動
・ケースアドボケイト:個人へのサービスの改善
・クラスアドボケイト:地域の関係者による事例検討や会議などを通して、社会資源の開発、 改善、拡充
介護・試験対策単語11:浅賀ふさ
日本福祉大学の創設者の一人であり、医療社会事業協会の会長等を歴任。東京の聖路加国際病院に社会事業部を設け、1929年に同病院に就職、結核患者への援助等を行い医療ソーシャルワークの草分け的存在となった。
介護・試験対策単語:12:アニマルセラピー
動物を使ったセラピー手法。ヒューマン・アニマル・ボンドの理念に基づき、動物と触れ合ったり、世話をする事で、心身の活性化を図る手法です。 動物介在療法。アニマルセラピストは動物を連れて老人ホーム等を訪問しますが、高齢者等は自ら動物を飼う事でもこの効果を得る事が出来る、心のケア技術の一つです。
介護・試験対策単語13:アルツハイマー型認知症
脳の側頭や前頭葉が萎縮による記憶障害、性格の変化、判断力の低下などを伴う進行性の脳の疾患。認知症の中でケアが難しい病気の1つ。
介護・試験対策単語14:アルツハイマー病
認知症の原因疾患の1つで大脳が全体的に萎縮して起こる病気です。時に認知症のような症状に進んでいきます。効果的な治療防止法はまだ確立されていませんが、症状を抑制する治療等少しずつ進歩している。
高齢者だけでなく40歳代以降広い範囲の年齢で発病、また65歳以上で多くなる。中心症状は、記憶障害、見当識障害、視覚失認等がみられる。
介護・試験対策単語15:アルコール依存症
薬物依存症の一種で、飲酒などアルコールの摂取によって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり、強迫的に飲酒行為を繰り返す精神障害である。以前は慢性アルコール中毒(アル中)、慢性酒精中毒などと呼ばれていたこともある。
アルコール依存症は、心身の健康を害し、円滑な社会生活が著しく困難な状態に陥る事です。
介護・試験対策単語16:ICF/国際生活機能分類
国際生活機能分類と呼ばれ、ICFは健康状態、心身機能・身体構造、障害の状態、背景因子(環境因子と個人因子)を相互影響関係および独立項目として分類し、当事者の視点による生活の包括的・中立的記述をねらいにする医療基準。
介護・試験対策単語17:アカウンタビリティ
説明責任。サービス提供事業者は、利用者に対して、サービス内容などを事前に説明する責任があること。
介護・試験対策単語18:アクセスフリー
公共施設などの建築物で、車椅子用のスロープや手すり設置など、身体障害者や高齢者に配慮した設計を行っていること。
介護・試験対策単語19:安楽死
末期癌などで治療不可能かつ苦痛が強いと診断された患者が希望した場合に、薬物投与などで死期を早めたり、延命治療を行わずに死に至らしめる行為。日本では積極的安楽死は刑事罰の対象。
介護・試験対策単語20:アドボカシー
権利擁護。自己の権利や援助のニーズを表明することが困難な認知症高齢者や障害者等に代わって、援助者が代理としてその権利やニーズ獲得・代弁を行うこと。
介護・試験対策単語21:圧迫骨折
転倒、しりもちなどが原因で骨に対して縦方向に強い圧力がかかったときに、骨がつぶれるような形で折れる骨折のこと。骨粗しょう症の基礎疾患があると、微力な力が加わっただけで脊椎圧迫骨折を発症するリスクが高まる。
介護・試験対策単語22:安否確認
独り暮らし高齢者などの生存や安全を確かめること、見守り。自治体による新聞配達員、郵便配達員、飲料水販売員など民間事業者や民生委員と協働し、地域ぐるみで高齢者の安否確認もあります。
介護・試験対策単語23:アダムス・ストークス症候群
急激な脈拍数が低下によるめまいや失神などの意識障害。
い
★介護・試験対策単語24:移乗
位置から位置へ移る動作のことです。利用者がベッドから車いす、車いすからいす、いすから床等へ移る動作等の日常生活の中で繰り返し行われる「乗り移り動作」の動作のことです。(「移動」とは生活の場から場へ移る動作のこと)
介護・試験対策単語25:異食
認知症の症状の1つ。食べ物と、食べ物でないものの区別がつかなくなり、食べ物でないものを食べてしまう食欲異常の一種です。
介護・試験対策単語:26 一次判定
介護保険の要介護認定で初めに行う判定のこと。市(区)町村に申請し、市や市から委託を受けた介護支援専門員が訪問調査等を経て判定します。この判定結果をもとに、介護認定審査会で二次判定が行われます。
介護・試験対策単語27:一部負担金
介護保険制度のサービス等への支払いのうち、自己負担する料金の事です。介護保険制度では、国が9割負担・利用者負担が1割となっています。
介護・試験対策単語28:石井十次
石井十次は、日本で最初に孤児院を創設した人物。「児童福祉の父」と言われる。
介護・試験対策単語29:石井亮一
石井 亮一は、明治から昭和初期にかけての社会事業家であり、日本の知的障害者福祉の創始者、「知的障害者教育・福祉の父」と呼ばれる。
★介護・試験対策単語30:移動介助
車イスを使用されていて自分では移動できない人や、歩行が難しい方等自力では動けない人が移動したい時に介助者が介助する事です。また、体を動かしてはいけない人を移動させなければいけない場合も移動介助といいます。
移乗介助は、介護現場では重要で頻繁に必要とされ、介護される方も介助者も無理なく安心して移乗できる方法を身につけることは安全、介護者の怪我防止にも繋がる。
❤︎介護・試験対策単語31:医療ソーシャルワーカー/メディカルソーシャルワーカー(MSW)
患者や家族の抱える精神的・社会的な問題の解決から、社会復帰までをサポートする専門職。主に病院等で働き、社会福祉の専門的な知識や技術が必要。
介護・試験対策単語32:医療費控除
1年間の医療費が10万円以上の場合、所得金額から控除される制度の事です(上限200万円) 確定申告で申請します。控除対象は、医師や歯科医の診察・治療費、治療や療養に必要な薬代、保険外診療費、医療機関までの交通費、医師の指示によるマッサージ、針きゅう、あんま、寝たきりの人のおむつ代も含まれます。
介護・試験対策単語33:医療法人
病院、医師や歯科医師が常勤する診療所、介護老人保健施設または介護医療院の開設・所有を目的とする法人。都道府県知事の許可によって税金減額等の優遇措置を受ける事も可能です。
介護・試験対策単語34:依存的ニーズ
サービス利用者の個別ニーズに対応する自立的ニーズ(在宅福祉サービスで対応するニーズ)に対比して用いられる。在宅福祉サービスによるよりは、むしろ全面的な援助をサービス供給主体に依存する状態をいい、具体的には(生活)施設福祉サービスで対応するようなニーズがこれに当たる。また、ニーズを実現する側からニーディオリエンテッドアプローチ(要援護者対策)とする考えも依存的ニーズを表しています。
介護・試験対策単語35:井上友一
救済事業の精神は、救貧より防貧、さらに教化が重要であると考え、感化救済事業や地方改良運動などを推進した人物。
介護・試験対策単語36:委託施設
措置の実施者が要介護者・要保護者に対する福祉の措置を委託する場合、その措置の委託を受ける施設をいいます。 老人福祉施設、身体障害者更生援護施設、児童福祉施設、精神薄弱者援護施設及び保護施設は、措置の実施者から措置の委託を受けた場合、正当な理由がない限りこれを拒むことはできません。
★介護・試験対策単語37:胃瘻(いろう)
気や嚥下障害で口から栄養が摂れない人の為に、手術でお腹から管を胃に通し、栄養物(流動食)を直接注入する栄養療法の事です。医療行為にあたる。
介護・試験対策単語38:インフォーマルサポート
要介護者の家族、友人、ボランティア等が行なう援助の事。また、公的機関の専門職の公的な援助のフォーマルサポートという。サポート内容が自由に決められるが、責任の所在等を注意する必要があります。
介護・試験対策単語39:1型糖尿病
インスリン分泌が欠乏して発症する糖代謝異常。インスリン注射や食事療法等による治療が不可欠です。 このインスリン注射も医療行為にあたります。生活習慣病・先天性の病気でなく、遺伝による発病も稀です。
介護・試験対策単語40:一過性脳虚血発作/TIA (Transient Ischemic(cerebral)Attack)
脳への血液の流れが何らかの原因で妨げられて起きる脳卒中発作の一種です。24時間以内に一旦完全に消失する特徴を持ち、また繰り返し起こることで脳梗塞を併発する恐れがあるので、脳梗塞の危険信号と考えられています。
介護・試験対策単語41:インテーク面接
相談援助における初回面接。
①利用対象者・申請者の基本的な属性や問題・要求の把握
②提供できるサービス内容の説明
③機関や援助者の役割を理解を仰ぎ、本人・家族が援助を受けるかどうかの意思確認と援助の実施を約束する。
介護・試験対策単語42:インテーク
利用者とソーシャルワーカー等の相談を受ける側の相談援助における最初の面接。
介護・試験対策単語43:インテグレーション
障害児教育と通常教育をいかに接近させるかという意味で使われます。また、地域のなかでハンディキャップをもった者が日常生活に支障をきさないように、地域住民、関連機関、団体が中心になって問題解決に当たる事、社会福祉の対象者の処遇に当たり、対象者が他人と差別なく地域社会と密着した中で生活出来るように援助をする事、という二つの意味を持ちます。
介護・試験対策単語44:インフォームドコンセント
医師が病気の内容を患者へ理解・受け入れてもらえるように説明し、治療方法を決定します。
「知らされた上での同意」と訳されます。
介護・試験対策単語45:イド
無意識下にある衝動的な本能エネルギー。精神分析学の概念で、「エス」。
う
介護・試験対策単語46:上乗せサービス
介護保険で利用するサービスが、要介護度に応じた支給限度額を超える場合、保険者(市区町村)が独自の判断で加算(上乗せ)して、受給者が望むサービス利用を増やすこと。社会福祉協議会やNPO、企業などが行うサービスを選べることもある。
また、介護保険法の基本サービスが対象となり、各自治体の裁量で引き上げを決定できます。
介護・試験対策単語47:ウェルニッケ失語/感覚性失語
会話中に言い間違いや、「あれ」「これ」という指示語をよく使ったり内容があわない発言が多くなる症状の事です。比較的上手に話すので、一見して分からないという特長もあります。
介護・試験対策単語48:運動機能障害
なんらかの原因により手足や身体の一部が自分の意思で動かせない等、一定基準以上の運動機能障害が認められる事を指します。
介護・試験対策単語49:ウイルス
人や動物などの細胞の中で増殖する微生物。感染力があり、抗生物質は効かない。
介護・試験対策単語50:うがい
のどや口の中の殺菌・消毒のため、水や薬液を口に含み、よくすすぎ、吐き出すこと。
介護・試験対策単語51:うつ病
抑うつ状態が続き、疲労感や意欲低下、食欲不振、不眠などを伴う精神障害。主な症状は、気分の低下や不眠症といった精神症状や、食欲不振といった身体症状がある。
高齢期に入って発症したものは老年期うつ病と称されることもあり、認知症の症状と識別が難しい。
え
介護・試験対策単語52:栄養管理指導
栄養士等資格をもった者が患者の健康状態を把握し、適切な栄養がとれるように、食生活を管理・指導する事。
介護・試験対策単語53:ADL(activities of daily living)(日常生活動作)
下記の日常生活動作。
①身の回り動作(食事、更衣、整容、トイレ、入浴の各動作)
②移動動作
③その他(睡眠、コミュニケーション等)
ADL情報は、コミュニケーション・身の回りや移動の動作・起居・ケアプラン作成を行なう際のアセスメント時等に必要とする。また、IADL(手段的日常生活動作)は買い物や金銭管理などのよりも高い能力が必要とする複雑な動作の事。
❤︎介護・試験対策単語54:ST(エスティー、Speech Therapist)
言語聴覚士のこと。言語聴覚士とは、言葉によるコミュニケーションが難しくなった人に言語訓練を行う専門職である。また、嚥下(えんげ)機能が低下している人に嚥下訓練も行ないます。STになるには、専門の養成施設(厚生労働大臣指定)を卒業し国家試験に合格する必要があります。介護保険法改正で、施設等の人員配置基準でOT・PT等と一緒に数えられる。
★介護・試験対策単語55:嚥下(えんげ)
人が食べ物や飲み物を口に入れ、咀嚼(そしゃく)し、のど、食道から胃に送り込む事です。 高齢になるとこの嚥下機能の低下が起こり、誤嚥や誤嚥性肺炎等を引き起こす可能性があります。
★介護・試験対策単語56:嚥下困難
飲食物がうまく飲み込めない、むせる、飲み込んだものが食道でつかえる といった食事の際に起きる障害。痴呆性高齢者や寝たきり高齢者、特に脳卒中等により運動障害や失行のある人に多く、また舌がんや食道潰瘍(しょくどうかいよう)等によってもおこる場合がある。嚥下障害時には誤飲による嚥下性肺炎に注意する。
★介護・試験対策単語57:嚥下食
嚥下障害がある人や嚥下機能が低下した方のために食べ物をやわらかくしたり、ペースト状にして飲み込みやすくした食品です。
介護・試験対策単語58:エンパワメント
利用者等の主体性、人権等が脅かされている状態において、心理的、社会的の支援する家庭をいう。また、社会福祉援助活動(ソーシャルワーク)において、利用者、利用者集団、コミュニティ等が力を自覚して行動出来るような援助を行う事。
介護・試験対策単語59:エンゼルプラン
エンゼルプランとは、少子化対策として1994年12月に文部省・厚生省・労働省・建設省が合同で制定した子育て支援施策。
3つの基本理念に掲げています。
①子育てを社会全体で支援する
②子育てしやすい環境をつくる
③子育てに伴う不安や負担感を軽減する
介護・試験対策単語60:NPO
民間非営利組織、民間公益組織。 公共の利益になる活動を行う営利を目的としない法人組織や団体の事です。会費や寄付、ボランティア等を元手に活動します。
介護・試験対策単語61:MRI
人体に影響の少ない磁場(核磁気共鳴現象)を利用して、身体の中の状態を映像化し、任意の断面を表示する画像診断法のひとつ。
介護・試験対策単語62:MRSA
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。 多くの抗菌薬に対して抵抗力を示す、皮膚等に存在する化膿性菌の事です。 日和見感染をする可能性もあり、病院・施設等では個室に隔離する必要があります。
介護・試験対策単語63:MSW
医療用ソーシャルワーカーの事です。患者や家族の抱える精神的・社会的な問題の解決から、社会復帰までをサポートする専門職です。社会福祉に関する専門的な知識や技術を必要とします。
介護・試験対策単語64:NPO法(エヌピーオーホウ、Non Profit Organization)/特定非営利活動促進法
ボランティア活動をはじめとする自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進し、公益の増進に寄与することを目的として、1998(平成10)年に成立した法律。
介護・試験対策単語65:NPO法人(エヌピーオーホウジン)/特定非営利活動法人
民間で、営利を目的とせず公共に資するサービスを提供する団体のこと。
ボランティア団体など特定非営利活動を行う団体は、一定の要件を満たせば、特定非営利活動促進法による法人格を取得することができ、団体としての財産保有や福祉サービスへの参入などが可能になる。なお、同法により認証された法人を特定非営利活動法人(NPO法人)という。介護保険制度下のサービスを提供しているNPO法人もある。
介護・試験対策単語66:壊死
身体組織が死ぬこと。血流が遮断されて死ぬ場合に用いられることが多い。
介護・試験対策単語67:援助者
サービス利用者に対して、支援する立場の人。ワーカーとも言う。
介護・試験対策単語68:エアマット
空気を入れて体圧を分散させる床ずれを予防するためのマットレス。福祉用具貸与対象品のため、必要と認められれば介護保険で1~3割負担で借りることができる。
❤︎介護・試験対策単語69:栄養士
国家資格である栄養士免許を有し、食についての専門的な知識をもって栄養の指導に従事する専門職。
上位資格に管理栄養士があります。
介護・試験対策単語70:エビデンス
根拠や証拠。介護分野ではおもに科学的に効果が認められた方法に基づいて個人それぞれの状況に合った目標を立て、それに添った計画を立てて介護を実施することを指す。
介護・試験対策単語71:延命治療
回復の見込みがなく、死期が迫っている患者に対し、点滴や胃ろう、人工呼吸器、心肺蘇生装置などを使って、生命を維持するだけの医療行為を行うこと。
お
介護・試験対策単語72:音楽療法
音楽的な活動(音楽を聴く、歌う、踊る、楽器の演奏)を通じて身体的、心理的な状態の回復や維持、生活の質の向上を目指す心理療法のひとつ。施設等へのボランティア的な活動が多い.
介護・試験対策単語73: オンブズマン/オンブズパーソン
市民の苦情を代弁し、行政の不正を監視する人。
❤︎介護・試験対策単語74:OT
作業療法士。病気や心身の障害をもつ人に対して、手芸や工作、ゲーム等、様々な作業を行うリハビリテーションを用いた機能の回復を目指す治療法を行う人です。PT(理学療法士)やST(言語聴覚士)ともに協力して利用者の能力向上を目指します。
介護・試験対策単語75:応益負担
介護保険がこれにあたり、福祉サービスの手数料、使用料、授業料等を、利用者が受けるサービスの程度に応じて負担する事です。 所得に関係なく使えば使うほど負担する必要があります。
介護・試験対策単語76:応能負担
福祉サービス利用者が負担出来る範囲を決め、サービス料金の一部または全額を負担する事。所得に応じて負担額が決まります。
か
介護・試験対策単語77:介護給付
介護保険から支払われる給付。要介護度1から5と認定された要介護者(被保険者)に対してサービス利用した分の利用料の9割または8割が補助され、残りの1割または2割が利用者の自己負担となる。要支援者には予防給付が支給されます。
介護・試験対策単語78:介護休業給付
介護保険の被保険者が家族を介護する為に、仕事を休んだ場合に支払われる給付の事です。雇用保険法により定められている。
介護・試験対策単語79:介護サービス事業者
都道府県等から指定を受けた訪問介護・通所介護等の居宅サービス事業者、福祉施設を運営する事業者。事業者には民間(株式会社、合同会社等)・社会福祉法人等があります。
❤︎介護・試験対策単語80:介護支援専門員・ケアマネージャー
介護保険制度の中で、利用者の生活や介護に関する相談に応じるとともに、要支援または要介護と認定された人のケアプランを作成等の利用者がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう、市区町村、サービスを提供する事業所、施設などとの連絡調整や保険の給付管理等を行う人のこと。資格の名称とも使われる場合がある。
❤︎介護・試験対策単語81: 介護アテンドサ-ビス士
介護技術の向上や社会的地位の向上を目的に創設された労働省認定の公的資格です。入浴 ・ 排泄 ・ 食事等の介護、援助を行う。
介護・試験対策単語82: 介護支援相談
介護に関する専門的な知識や技術を持ち、介護サービスの内容等の相談を受ける事業の事です。 地域包括支援センター等で受け付けています。
介護・試験対策単語83:介護タクシー
訪問介護員等の資格をもつ運転手がリフト付き等の車両(車椅子ごと利用できる車両)を運転し、介護者の乗降を介助するサービスです(車までの移動介助や、歩行時の見守り介助も運転手が行うことができる)。要介護以上の方は介護保険サービスが利用できるが、移動費用は実費が必要になります。タクシー会社等の事業者は訪問介護事業者の指定を受ける必要があります。 訪問介護事業所が条件指定によっては、白ナンバー・普通免許でタクシー送迎出来る。
介護・試験対策単語84:介護認定審査会
介護支援専門員がヒヤリングした内容をもとに要介護・要支援・自立を決める最初の判定(一次判定)の結果をもとに、二次判定として審査・判定を行う機関の事です。
市(区)町村ごとに設置されています。実際の審査判定業務は、認定調査票の「基本調査」と「特記事項」および「主治医意見書」に基づき、要介護状態または要支援状態に該当するか否か、該当する場合には、どの要介護度(要介護状態区分〔要介護1~5〕または要支援状態区分〔要支援1・2〕)に相当するのかについて行われる。また、第2号被保険者の利用条件である特定疾病についても、主治医意見書から確認する。
❤︎介護・試験対策単語85: 介護福祉士
介護福祉士法にもとづく介護専門職の国家資格で、専門の知識と技術をもって業務にあたっている(2015(平成27)年度からは喀痰吸引等を含む)。受験には指定された学校を卒業するか、実務経験3年が必要です。現場では、食事の世話、入浴、排泄等の介護や指導・支援を行っています。
介護・試験対策単語86:介護扶助
生活保護を受けている低所得者が介護サービスを利用した場合に、支給される公的扶助の事。
★介護・試験対策単語87: 介護報酬
指定を受けた介護保険施設やサービス事業者が、利用者に介護サービスを行なった対価として介護報酬の9割を受け取る利用料・報酬の事。原則として介護サービスの利用者はその1割また2割を自己負担し、残りの9割または8割については市区町村(保険者)から国民健康保険団体連合会を経由して事業所・施設に支払われる。
介護・試験対策単語88: 介護保険
2000年に介護を必要とする人を社会全体で支えるために定められた強制加入保険。介護が必要な高齢者に、介護サービスを円滑に行なう為に設けられています。 介護被保険者には、40歳~65歳までの第1号被保険者。65歳以上の第2号被保険者とがあります。
介護・試験対策単語89:介護保健施設
介護保険で指定を受けた施設サービスを行う施設で、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の3種類があります。都道府県知事の指定や許可が必要です。
介護保険施設はいずれも、施設のケアマネジャーが入所者一人ひとりのケアプランを作成して、施設の介護職員等がそのサービスの提供を行う。
指定介護老人福祉施設は介護、日常生活上の世話や健康管理を、介護老人保健施設は家庭復帰を目指し、医学的管理の下における機能訓練(リハビリ)、介護や日常生活上の世話を主な目的としている。老人保健施設では専門の医師による医療サービスや看護、食事や排泄の介助などの介護サービスが提供される他、作業療法士や理学療法士等によるリハビリ指導などを行います。また、入居型の他ショートステイ、短期入所、デイサービスといった形態での利用も可能ですが、長期の入居は出来ず3ヶ月ごとに退所か入所継続の判定が行われます。
医療法人や社会福祉法人などが運営する公的な介護施設で自立した在宅復帰を目的に運営されています。(「介護療養型老人保健施設」とは2018年3月末で廃止予定の介護療養型医療施設の受け皿として2008年にスタートした介護施設です。)
介護・試験対策単語90:介護保険者
介護保険を運営する市(区)町村の事。要介護申請の受付、認定・保険証の交付や、事業者への介護報酬の支払い等を行います。被保険者の住所がある市(区)町村が原則的に保険者になりますが、違う保険者地域の施設に入所した場合でも 住所がある市町村が保険者になります。
介護・試験対策単語91:介護保険制度
加齢に伴い要介護状態または要支援状態に陥ることを保険事故(この制度の保険料・税金で補助する生活上の出来事)とする保険制度の総称。社会保険の一つ(他には、年金保険、医療保険、雇用保険、労災保険がある)。介護保険は、被保険者の要介護状態や要支援状態に関して必要な保険給付(サービスの利用料を保険料・税金で補助すること)を行う。
介護・試験対策単語92:介護保険被保険者
被保険者には、65歳以上の高齢者(第1号)と、40歳以上の医療保険加入者(第2号)の2種類があります。住民登録のある市(区)町村から要介護認定を受ければ、介護保険が適用され給付を受ける事ができます 被保険者は、介護保険料を、年金や給料等からも徴収されます。
介護・試験対策単語93: 介護保険料
介護保険の被保険者が年金や給料等から納める保険料の事です。
第1号被保険者の保険料は、一定の基準により算定した額(基準額)に所得に応じた率を乗じて得た額となる。第2号被保険者の保険料は、加入している医療保険の算定方法に基づき算定した額となり、医療保険の保険料と一括して徴収される。
介護・試験対策単語94:介護予防
近い将来介護サービスを利用する可能性がある高齢者に対して、弱っている機能を回復させる支援をし、要支援・要介護状態にならないようにすること。介護保険法では介護予防事業が定められている。また、介護予防サービスとは、要介護状態になることをできるだけ防ぐとともに、要支援状態になっても状態の悪化を防ぐことに重点をおいたサービス。
要介護状態になるおそれのある高齢者に、要支援認定後、地域包括支援センターの保健師等から介護予防ケアプランを作成してもらい、居宅サービス型を中心に通所型、短期入所型などで行う。
介護・試験対策単語95:介護療養型医療施設
医師の管理のもと機能訓練のほか、介護サービスや看護、リハビリ等で長期の療養が必要な時に入所する施設。療養型には、介護保険適用の病床と医療保険適用の病床がある。国の方針的で将来的には療養病床を減少させる事が決定しています。
介護・試験対策単語96:介護老人福祉施設
介護保険制度で利用できる公的施設の一つで、一般では特別養護老人ホーム(特養)の事を指します。 在宅で介護が難しい人が入所し、日常生活の世話や介護を受けられる施設です。老人福祉法に規定された入所定員30人以上の特別養護老人ホーム。原則として要介護3以上の人が利用できる。設置者は地方公共団体か社会福祉法人に限られ、公費の援助を受けているため、費用が安価で済む。
介護・試験対策単語97:疥癬(かいせん)
ビゼンダニ(疥癬虫)が皮膚に寄生して起こる伝染性の皮膚病。 発症すると赤いブツブツができ、夜中に激しいかゆみに襲われます。 直接皮膚につくほか、布団や下着からの間接感染によって伝染します 重症化するとノルウェー疥癬になります。
介護・試験対策単語98:階段昇降機
足腰が弱った人等、階段の昇り降りが困難な人の為の移動機器。 階段の壁に設置したレールの上をいす型の機器が移動する。
❤︎介護・試験対策単語99:ガイドヘルパー/外出介護員
知的障害者や重度の視覚障害者、重度脳性マヒの人が外出する際に付き添い、手助けするヘルパー(訪問介護員)です。
また、支援費制度上の職種名、または資格名です。
具体的な、業務内容としては外出先での歩行や車いすの介助、代読や代筆などコミュニケーション支援、上着の更衣介助などを行います。また公的機関への外出時だけでなく買い物など社会的活動全般を援助、介助を行います。
ガイドヘルパーの業務に就くには各地の都道府県知事の行う研修を修了した者に与えられるガイドヘルパーの資格が必要となります。
介護・試験対策単語100:片麻痺(かたまひ)
事故や、脳卒中等の脳疾患によって後遺症が残り、一方の手足の運動機能や感覚がマヒする事をいいます。 左マヒは、右の大脳が障害を受けた場合に発症し、症状として注意障害等があります。 右マヒは、左の大脳が障害を受けた場合で、失語症等が発症します リハビリである程度回復する可能性もあり、事後なるべく早くリハビリを開始する事が重要になっています。
介護・試験対策単語101:簡易浴槽
訪問入浴サービス等でも使用されているエアポンプでふくらませるビニール製や、折りたたみ式ポータブルタイプの浴槽の事です。持ち運びに便利で、ベッドの近くで簡単に浴槽の形にし、寝たままの姿勢で入浴させる事ができます。
★介護・試験対策単語102:カンファレンス/ケースカンファレンス/事例研究/ケース検討会議
ケアマネジャーが行なうものの中に、サービス提供者会議といったものがあり、医師、ケアマネジャー(介護支援専門員)、看護師、サービス事業者、介護福祉士、ときには要介護者本人や家族などが集まる会議のこと。この会議では要介護者本人の状態の変化や確認、新たな課題の有無、サービス内容の検証や問題点を検討します。
❤︎介護・試験対策単語103:管理栄養士
給食のメニュー作成から栄養指導を行える高度な知識と技術をもった専門職です。介護保険制度の中には、栄養に関する加算も多く重要な位置づけの厚生労働大臣の免許を受ける国家資格の一つです。
介護・試験対策単語104:回想法
主に、認知症の進行防止や精神安定を図る為の心理療法のひとつです。過去の経験を思い出し、自分を見つめ直す機会をつくります。それによって情緒が安定し意欲の向上を図ります。
グループアプローチの言葉では、計画的な時間、回数の会合の中で、人生経験を高齢者に話し合ってもらうことで、高齢者の記憶の回復や日常生活の関心、コミュニケーションを深めることを目的としたテクニックのこと。認知症高齢者の支援などに有効とされる。
介護・試験対策単語105: 寛解(かんかい)
病気の症状がある程度まで改善された状態。がんでは治癒ではなく「寛解」を使います。また、統合失調症では病状が停止し消滅したように見える状態を指します。
介護・試験対策単語106:患側
片麻痺の障害がある側の半身をいいます。逆は、健側を呼ばれます。
介護・試験対策単語107:緩和ケア
ホスピス等で、末期がん等の患者の苦痛を取り除き、患者と家族のQOLを高める事を目的とした治療方法の事です。 主に、痛み・精神的苦痛を取り除きます。
介護・試験対策単語108:介護休業
育児・介護休業法に基づく制度で、労働者が家族の介護のために休業を取得することができるというもの。負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態にある家族を介護する労働者は、事業主に申し出ることにより、対象家族1人につき、要介護状態に至るごとに1回、通算93日を限度として介護休業を取得することができる。事業主は原則として申出を拒否することも、介護休業を理由に解雇等不利益な取扱いをすることもできない。2009(平成21)年には、仕事と介護の両立支援を図るため、1日単位で取得できる介護休暇制度が創設された。
また、介護休業保健制度とは、育児介護休業法で定められている、介護を目的とした休業制度。要介護状態にある対象家族1人につき、常時介護を必要とする状態ごとに1回、通算日数で93日の範囲内で介護休暇を取得することができる。休業中は介護休業給付が支給される。
介護・試験対策単語109:介護サービス情報の公表制度
利用者が適切にさまざまなサービスを選択することができるよう、介護保険制度下のサービスを提供するすべての事業所・施設にサービス内容や運営状況等に関する情報の公表を義務づける制度。介護サービス情報は、職員体制、利用料金、サービス提供時間など事業者が自ら記入する「基本情報」と、調査員が事業所・施設を訪問してサービスに関するマニュアルの有無、提供内容・時間の記録など事実かどうかを客観的に調査する「運営情報」とで構成され、都道府県が指定する情報公表センターからインターネット上に公表される。
介護・試験対策単語110:介護付有料老人ホーム
有料老人ホームの一類型。入浴、排せつ、食事の介護、食事の提供等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設であり、入居後介護が必要となっても、その有料老人ホームが提供する特定施設入居者生活介護(ホームの介護職員等によるサービス)を利用しながら居室で生活を継続することが可能なものをいう。
介護付有料老人ホームは老人福祉法における「特定施設入居者生活介護」(特定施設)の指定を受けた事業者指定を都道府県から受けている、介護が必要な方のための施設でこの指定なしに「介護付」と名乗ることは出来ません。また、介護スタッフが24時間常駐し要介護入居者3人に対して1人以上の介護スタッフの配置が義務づけられています
介護付有料老人ホーム(一般型、介護専用型)…食事や健康管理・健康相談、掃除や洗濯、入浴、排泄など日常生活において介護サービス全般を施設内のスタッフが24時間体制で行います。
介護付有料老人ホーム(混合型)…この内、65歳以上の健常者(自立者や要支援者)も入居できる施設を「混合型」と呼びます。入居者は食事サービスと掃除や洗濯、入浴、排泄などの介護サービスを受けることができ、これらのサービスの全てを施設のスタッフが提供します。
介護・試験対策単語111:介護の日
日にちは11月11日。介護についての理解と認識を深め、介護保険などのサービスの利用者およびその家族、介護従事者等を支援するとともに、これらの人たちを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施する日。
介護・試験対策単語112: 介護保険審査会
介護保険における保険給付に関する処分(被保険者証の交付の請求に関する処分、要介護認定または要支援認定に関する処分を含む)や介護保険料等の徴収金に関する処分への不服申立てについて審査する機関。各都道府県に設置される。
介護・試験対策単語113: 介護予防・日常生活支援総合事業
市区町村が介護予防および日常生活支援のための施策を総合的に行えるよう、2011(平成23)年の介護保険制度の改正において創設された事業で、2014(平成26)年の制度改正により新たに再編成され、現在は、「介護予防・生活支援サービス事業」「一般介護予防事業」からなっている。介護予防・生活支援サービス事業には、訪問型サービス、通所型サービス、生活支援サービス(配食サービス等)、介護予防ケアマネジメント(ケアマネジャーによるケアプラン。地域包括支援センターで行う)があり、要介護(要支援)認定で「非該当」に相当する第1号被保険者(高齢者)や要支援1・2と認定された被保険者を対象とする。介護予防訪問介護と介護予防通所介護がそれぞれ訪問型サービス、通所型サービスに移行するとともに、この新しい介護予防・日常生活支援総合事業は、2017(平成29)年3月末までに全市区町村で実施するよう、各市区町村で整備が進められている。
介護・試験対策単語114:下半身麻痺
下半身の運動と知覚をつかさどる神経の障害によって生ずる麻痺。主に脊髄損傷の人に起こるが、脳性麻痺の人にもみられることがある。車いすが移動手段となり、排尿・排便のコントロール障害が生じ、褥瘡に罹患しやすい。男性の場合には性的機能に不安をもつこともある。
介護・試験対策単語115: 介護過程
情報収集→アセスメント→課題の抽出・明確化→介護計画の立案・作成→実践・実施→介護計画の評価に至る一連のプロセス。
介護・試験対策単語116:関節リウマチ
からだの多くの関節に慢性炎症が起こり、関節がはれて痛む病気。進行すると関節の変形や機能障害が起こる。
介護・試験対策単語117: 介護サービス
介護保険制度において要介護(介護給付)や 要支援(予防給付)と認定された場合に受けられる公的援助。大きく分けて在宅介護において必要な援助を受ける「居宅サービス」と、施設に入所する「施設サービス」、各市区町村で提供される「地域密着型サービス」がある。
介護・試験対策単語118: 介護一時金
民間の介護保険に加入している人が、介護保険制度に定める要介護状態に認定された場合(多くが要介護度1以上で支払われます)に民間の介護保険会社から支払われる保険金を指す場合と、有料老人ホームなどに入居する際に入居者が一括で支払う介護保険対象外の介護サービス費用(ホームによっては一時金方式ではなく、都度払いや月払い方式もあります)を指すときに使われます。
介護・試験対策単語119:介護給付費交付金
社会保険診療報酬支払基金が各市町村の特別会計に対して支払う居宅介護サービス・施設介護サービスなどの介護保険サービスの対象となる給付に必要な費用のことです。
全国の医療保険者から集めた納付金を財源として国・都道府県・市町村などの公費負担分に加え、この交付金によって介護保険の財源を安定化させる目的があります。
また「介護給付」とは介護保険制度で要介護状態と認定された被保険者に提供される介護サービス、介護に関わる費用の支給のことをいいます。
★介護・試験対策単語120: 臥位(がい)
基本的な体位のひとつで、寝た状態のこと。仰向けに寝た状態を仰臥位(ぎょうがい:あおむけ)、横を向いて寝た状態を側臥位(そくがい:横向き寝)、うつ伏せになって寝た状態を腹臥位(ふくがい:うつぶせ)と言う。
き
介護・試験対策単語121: キーパーソン
介護支援専門員がご利用者の意思決定の確認や緊急時の連絡をとったり、要介護者のサポート方針等を決める重要人物の事です。家族や親族の中で介護の中心的な役割を果たす人の事をいいます
★介護・試験対策単語122:きざみ食
飲み込む力や噛む力が弱い人、高齢者や病気人の為に小さく刻んで食べやすくした食事。高齢者の食べる力に合わせた食事を「介護食」と呼んでいます。単に料理を細かく切るだけでなく、舌で押しつぶせる程度の軟らかさにした食べ物を、咀嚼したとき食べ物の粒を飲み込みやすいように塊の状態にして飲み込みやすくした「食塊」を作るなどの工夫がされています。
介護・試験対策単語123:機能回復訓練
高齢者等のADL機能の維持回復を目指して行う訓練です。主にPT・OT等が医者のアドバイスを元に 日常生活動作訓練や、運動療法、物理療法、機能的作業療法を行ないます。
介護・試験対策単語124:QOL(Quality of life)
生活の満足感・安定感・幸福感や人生の質。人がどれだけ人間らしく、自らが望むような生活を送ることができているかを評価する概念。
生活の質を向上させる為に、介護保険も施設サービスから在宅サービス中心に。サービス提供者主体から利用者主体へと変わってきています。日常の生活動作を意味するADL重視から、QOLを重視する考え方に移り変わっています。
医療、福祉、工学その他の諸科学が、自らの科学上・技術上の問題の見直しをする契機になった。社会福祉および介護従事者の「生活の場」での援助も、生活を整えることで暮らしの質をよりよいものにするという生活の質の視点をもつことによって、よりよい援助を求める行うことができる。
介護・試験対策単語125:居宅介護サービス計画費
介護保険のサービスを利用する為のケアプラン作成を介護支援専門員(ケアマネジャー)に依頼した時に支払われる費用の事です。介護保険制度から全額支払われるので、利用者の負担はありません 又、ケアプランは自分で作成する事も可能です。
介護・試験対策単語126:居宅介護サービス費
訪問介護やデイサービス等の指定居宅サービス事業者からサービスを受けた時に介護保険から支給される費用です。利用者負担1割を除いて9割が支給されます。
介護・試験対策単語127:居宅介護(支援)サービス費支給限度基準額
居宅介護(支援)サービス費の支給に際して定められている限度額です。一定期間に受けた居宅サービスの保険給付総額が、居宅介護(支援)サービス費支給限度基準額の9割を超えてはならないとされています。 限度基準額はサービス区分ごとに定められています。
介護・試験対策単語128:居宅介護支援事業
在宅のケアマネジャーが働く場所のひとつとなっています。在宅の要介護者・要支援者、家族とサービス内容を相談のうえ、介護サービス計画(ケアプラン)を作成し、在宅サービス事業者との連絡調整等を行なう事業所の事です。
また、居宅介護支援事業所は、介護保険を利用する介護の必要な方やその家族に適切な介護保険サービスを利用できるよう支援する事業所です。その中で都道府県の指定を受けた事業所を、指定居宅介護支援事業所と言います。
介護・試験対策単語129:居宅介護住宅改修費
手すりの取り付け等、在宅で生活しやすいように住宅を改修した場合、介護保険から助成される費用の事です。 一人あたり、20万までの改修費が用意されています。20万を超えた時点で、全額負担になります。
介護・試験対策単語130:居宅介護福祉用具購入費
浴槽や便座等、レンタルに向かない福祉用具を購入した場合、介護保険から助成される費用の事です。
介護・試験対策単語131:居宅サービス/在宅サービス
自宅および自宅に準ずる施設で利用できるサービスの総称。訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーション、短期通所生活保護、短期通所療養介護、居宅療養管理指導、特定施設入居者生活介護、福祉用具貸与、居宅介護支援等。介護保険の在宅サービスのひとつを指します。
介護・試験対策単語132:居宅サービス計画
在宅介護を支援する為に立案されるケアプラン。 利用者の状態や希望を考慮し、居宅支援事業者に属する介護支援専門員(ケアマネジャー)が、専門家の立場から作成します。
介護・試験対策単語133:居宅サービス事業者
指定を受けた通所介護・訪問介護等、在宅サービスを行なう事業者。
介護・試験対策単語134:居宅支援サービス費
指定居宅サービス事業者からサービスを受けた際に、在宅の要支援者に支給される費用の事です。利用者負担1割を除いた9割が支給されます。
介護・試験対策単語135:居宅療養管理指導
通院できない利用者の家庭を医師等が訪問し、管理栄養士の栄養指導や、歯科衛生士の口腔指導、健康管理や専門の指導を行なうサービス。
介護・試験対策単語136:気管挿管
鼻や口からチューブを挿入し、呼吸困難な患者の気道を確保する事です。
介護・試験対策単語137:基礎年金
国民年金制度に基づき定められた年金給付の事。
老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金の3種類があります
介護・試験対策単語138:救護施設
身体上または精神上著しい障害がある為に日常生活を営むのが困難な要保護者が入所し、生活扶助を受ける為の施設。設置主体は、都道府県、市町村、地方独立行政法人、社会福祉法人および日本赤十字社に限られている。複合した障害を持つ者や精神障害の寛解者である。
また、救護施設は保護施設通所事業の対象施設であり、保護施設退所者に 通所させて、指導訓練等を行う。生活保護法の規定にもとづき設置される保護施設の一種。
介護・試験対策単語139:給付管理業務
居宅介護支援事業者や地域包括支援センターが、サービス利用実績の確認や、給付管理票、介護給付費明細の作成・提出等を行う管理業務の事です。この業務を抜きで介護報酬をもらう事はできません。
介護・試験対策単語140:機能障害
心理的、生理的又は解剖的な