介護施設で働く皆様にとって、ご自身が勤務している施設(これから勤務する予定の施設)が
「良い施設」かどうかって気になるポイントですよね!
そもそもしっかりと働くなら「良い施設」で働きたいですし、
「良い施設」で働くことで、長くお仕事を続けることができて
自身のキャリアになる等、「良い施設」で働くメリットは多岐に渡ります。
そこで今回は、働き手にとっての「良い施設」の見分け方を4つに絞ってお伝えします。
①雇用条件が明確で、入社前後の条件相違が無い
どの会社・どの仕事・どの雇用形態でも同じことが言えますが、、、
【雇用条件が明確であること】
これは「良い施設」において外すことができない条件です。
なぜなら、雇用条件を明確にするのは、真剣に採用に取り組んでいるという証拠だからです。
そして、その雇用条件が入社後もしっかりと守られているかどうか・入社前と相違が無いかどうか、、、
これらも重要なポイントですよね!
では、明確な雇用条件を提示してもらう方法と入社後に条件相違が起きにくくなる対策をお伝えします!
明確な雇用条件を提示してもらう方法
- 面接時にはしっかりとメモを取ること(特にお給料条件や勤務時間などの数字はしっかりと!)
- 面接終了前に、そのメモを読み返すように質問し、内容を確認すること
- 内定後に「労働条件通知書」を必ずもらうこと(法人印が押印されたもの)
条件相違が起きにくくなる対策
・面接時に、「入社後すぐの離職の割合はどれくらいですか?」という質問を投げかける
→この回答に迷う施設は、すぐに辞めることが多い傾向にある=条件相違の発生率が高い可能性がある
・直属の上司との面談を定期的に設けてもらう
→定期的にしっかりとコミュニケーションをとることで、お互いに条件の理解を深める
各種求人サイトに、細かく・正確な求人情報を記載していたり
随時更新している施設は「良い施設」が多い傾向にあります。
しかしながら、人材不足のこの状況においてそのような施設は多く見られません。。。
ですので、明確な雇用条件を提示してもらい、入社後に条件相違が起きにくくなるように
対策をしていくことも、「良い施設」で働くために必要なことですね!
②人間関係が良い
誰しもが悩む人間関係。
プライベートも仕事も、全ては人間関係でできており、人間の悩みのほとんどは人間関係からだと言われています。
あなたの就業先の人間関係はいかがでしょうか?
良い!と胸を張って言える方は、職場での悩みやストレスは少ないことでしょう。
良くないな、、、と思ってしまう方は、職場を離れても職場の誰かのことを考えて、モヤモヤしてしまうほど悩んでいるのではないでしょうか?
大丈夫です。
ほとんどの方は胸を張って、職場の人間関係を良いと言うことができないことが現実です。
では、どうすれば人間関係の良し悪しを見極めることができるのか?をお伝えします。
- 挨拶がハツラツとしていて気持ち良い人が多いかどうか
- 施設長が教育やマネジメントに熱心な人であるかどうか
- 「平均勤続年数」が短くなく、「退職の際に多い理由」で人間関係を理由としたものが多くないかどうか
この3つを確認することで、職場の人間関係が見えてきます。
挨拶はコミュニケーションの基本です。
その基本さえもすることができないようであれば、その施設の人間関係、、、おおよそ想像できてしまいますよね。。。
施設長が職員に熱心に向き合おうとする姿勢の施設は、施設長が中心となってチームや家族のような一体感を醸し出します。
そのような施設長は、面接時や面談時にも前のめりになって質問をしてきたり、話を展開してくださるようなタイプです。
平均の勤続年数や退職時の理由を尋ねることも、人間関係を把握する1つの方法です。
厚生労働省が発表しているデータによると、介護士さんの平均勤続年数は5.5年となっています。
それを基準に検討してみるのも良いですし、退職時の理由を尋ねてみるのも良いです。
③施設長やリーダーが良い人
面接や見学の短時間では、働いている人みんなと話して、お互いに理解して、、、というのは現実的にはできません。
それでも、良い人が多い施設かどうかを見極める方法があります。
それが、施設長やリーダーが良い人(自分と合う人)かどうかを判断することです!
「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、良い施設長やリーダーのもとへは、良い職員が集まる傾向にあります。
分かりやすいように数字で例えると、、、
50点の施設長やリーダーがいる施設⇒50点以下の職員がほとんど
(51点以上の職員はレベルが低いと思って辞めてしまう)
100点の施設長やリーダーがいる施設⇒100点に近い職員が多い
(点数が低い職員はレベルについていけず去っていく)
このようになります。
ですので、施設長やリーダーが良い人だと思える施設を選ぶことが、「良い施設」を選ぶことに直接的につながるのです。
④給料が高い・休みが多いなどの条件が良い
そんな当たり前のこと、、、と思われる方も多いかと思います。
ですが、いくつか例を挙げ、その背景も踏まえてお伝えしようと思います。
介護報酬で職員の給料が賄われる福祉業界において、良い条件にはこのような背景があります。
- 給料が高い=介護保険内サービスがしっかりと提供されている
- 休日が多い=職員の配置基準を満たしていることは当然で、寧ろ余裕を持って人員確保をしている
- 残業がほぼ無い=介護士さんの介護士としての仕事量を減らすことができている(清掃の外注、調理の外注など)
- 賞与が多い=法人として経営が安定している、無駄な(想定外の)出費をしていない
- 福利厚生がしっかりしている=法人として、職員のモチベーションupや職員の定着に力を注いでいる
このように、良い条件を打ち出すためには、「良い施設」である(あり続ける)ということが必須となります。
良い条件の求人は倍率が高いですが、見事に入社することができれば
「良い施設」である可能性がかなり高いですので、是非参考になさってください。
まとめ
以上、4つのポイントをお伝えしましたが、皆様が思い浮かべている施設は、「良い施設」でしたか?
まとめると、
①雇用条件が明確で、入社前後の条件相違が無いこと
②人間関係が良いこと
③施設長やリーダーが良い人であること
④そもそもの表面的な条件(給料や休みなど)が良いこと
この条件がある介護施設が「良い施設」であると言えます。
「良い施設」を見つけることは簡単では無いですが、しっかり探せば必ず見つかります!!
今の職場に満足しておらず、転職先を探している方
今の職場に満足はしているものの、他と比べたときにどうなのかと思っている方
これから介護施設で就業する予定で、情報を収集している方
など、できる限り多くの方の参考になれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。