今回は、難病患者等ホームヘルパーの資格、つまり難病患者等ホームヘルパー養成研修を受ける方法と内容を紹介します。
実は、そもそも難病患者等ホームヘルパーとして転職を考えている人もいっらしゃると思うので少しでも参考になれば幸いです。
1. 難病患者ホームヘルパーとは
難病患者等ホームヘルパーとは、難病患者等の多様化するニーズに対応した適切なホームヘルプサービスを提供するため、必要な知識、技能を有するホームヘルパーのことです。
2. 資格を取得する方法
管轄は、都道府県や地方自治体が指定する難病患者等ホームヘルパー養成研修実施機関にて研修の全てのカリキュラムを履修すると修了証明書を授与されます。
つまり、試験は必要ありません。
そのカリキュラムを受けるには、1日程度の講義で履修できます!(5時間〜8時間)
※難病患者等ホームヘルパー養成研修を履修するには、介護職員初任者研修等の資格が必要です。
2.1 履修内容
難病に関する基礎知識、行政施策及び介護の実際について研修を行います。
研修内容等
課程 | 課程の概要 | 受講対象者 |
難病基礎課程2 | (1)難病の保健・医療・福祉制度2 (2)基礎知識2 (3)難病患者の心理学的援助法 (4)介護の実際カリキュラム |
介護福祉士養成のための実務者研修の修了者又は履修中の者、介護職員基礎研修若しくは1級課程研修修了者及び介護福祉士 |
難病基礎課程1 | (1)難病の保健・医療・福祉制度1 (2)基礎知識1 (3)患者の心理と家族の理解 |
介護職員初任者研修課程の修了者又は履修中の者、2級課程研修の修了者及び介護福祉士 |
難病入門課程 | (1)難病の保健・医療・福祉制度1 (2)難病入門 (3)患者の心理と家族の理解 |
障がい者居宅介護従事者基礎研修課程の修了者又は履修中の者、3級課程研修の修了者及び介護福祉士 |
大阪市のサイトを参考にさせて頂いてます。
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000074282.html
2.2 取得場所
難病患者等ホームヘルパー養成講座は都道府県・市区町村のホームページに記載されてるので、御住みの場所でご確認下さい!
3. そもそも難病とは
難病とは、発病の原因が不明で治療法もわからず、長期療養が必要な疾患のことです。
難病対策要綱(1972年厚生労働省)で指定された、慢性の難治療性疾患の事です。
原因不明で効果的な治療法がなく、患者や家族の経済的負担や介護の問題になっています。介護・試験対策単語396:難病
URL:https://blog.carehunting.com/words-of-careworker-examination/#な
難病は多種多様で以下のような疾患が挙げられます。
- 消化器系疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)
- 自己免疫疾患(全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎/多発性筋炎等)
- 神経・筋疾患(パーキンソン病、もやもや病、多発性硬化症/視神経脊髄炎、重症筋無力症等)
他にも沢山あります。
4. 難病患者等ホームヘルパー養成研修って、働く上で必要なの?
正直、転職には必要ないことが多いですが、おすすめします。
※障害者支援施設とかでは必要になったりすることはあるかもしれません。
ただ、少しでもお年寄りに寄り添ったケアをしたいと思うのであれば、 1日で受けられる研修ですので、是非取得して欲しいと思います。
寄り添ったケアをするのであれば、相手の病気などを理解することは凄く重要です!
経験やエビデンスからの理解ではなく、先を見通したケアが出来ることで、他の方にはないあなたのアイデンティティーになりますので、おすすめします。
5. まとめ
難病患者等ホームヘルパーとは、難病患者等の多様化するニーズに対応した適切なホームヘルプサービスを提供するため、必要な知識、技能を有するホームヘルパーのことです。
この資格は、役立つと感じることは少ないかもしれないですが、スキルアップという点で損はない資格です。
試験はなく、1日程度の講義で履修できるので
是非、スキルアップに生かしてもらえたらと思います!